絶対音感についての個人的なあるあるとか
音楽系の方なら一度は耳にしたことはあるかもしれません。
私は、言われてから『これって絶対音感だったんだ』と気付きました。
人によってもかなり差があるとは思うのですが、自分の感覚はこんな感じ!といった、得意な事や苦手な事、傾向などをまとめてみました。
そもそも絶対音感とは
(Wikipediaよりもこちらのほうがわかりやすそう)
dic.nicovideo.jpといった感じで、聞いた音が「ドレミ〜」のどの音か分かったり、電車の発車ベルや 、救急車のサイレンなど、身の回りの音を音階に当てはめられる能力です。
で、何が出来るの?
耳コピの際に便利です!私の場合は、単音を聞き取るのは得意なので、早いフレーズもそこそこ分かります。楽譜も不要なので、歌を覚えるのも割と早いのかなと思います。
聴いた音楽を即興で演奏するには、技術や記憶力…その他もろもろ足りないですが、鍵盤片手でメインメロディーを再現する程度は可能です。
音楽を聴いていても、やはり主旋律が一番印象に残ります。あと、不協和音は感覚的に分かります。(これは相対音感かもしれません)
いつ絶対音感を自覚したのか
小さい頃、お茶碗やコップを箸で叩いて、「これは"ミ"の音、これは"ド"の音がする!」と言った音を実際ピアノと合わせてみると、ほぼその音程だった、というのが気付いたきっかけでした。その頃からピアノを習っていたので、おそらくその影響で身に付いたんじゃないかなと思います。(確か4〜5歳ぐらいの時かな…)
例えば、リンゴ🍎をみてリンゴだと認識できるように、赤色を見てこれは「赤」だと認識できるように、物や文字を見て、名前や意味が分かるのと同じような速度感覚で、音を聞いた時、頭の中で音階が処理される感じです。
それ故に、実際、一部の人しか本当に分からないのか?と今でも半信半疑です…
楽器なら指使いがあるので把握できるのは分かりますが、絶対音感を持たない方は、歌や耳コピに関して、どうやって音程を認識しているのか正直謎です…そもそも聴音が出来れば、それは絶対音感じゃないのか…うーん?
どの程度まで分かるのか?個人的な感覚(気付いたら追加するかも)
よくある絶対音感のテストなどは、よほどの事が無ければ確実に分かりますが、低音になるほど音程がぼんやりします。
《認識できる》
・電話の音・入店音・サイレン・電車の発信音など
音程やメロディーががしっかり聞こえる&単音ならほぼ確実です。
・踏切・学校のチャイムなど
踏切の音などは半音同士の音程がぶつかって聞こえる事が多いです。半音ぐらい若干前後はしますがF+F#が一般的っぽい?倍音も混ざっているので曖昧ですが…
学校のチャイムも一部倍音まで聞こえるものがあります(金属っぽい音のやつ?)
《認識できない》
・拍手・手拍子(音が散らばりすぎていて分からない)
・雨音・波(ただザーッて鳴っているだけに聞こえる)
(全く分からず、ノイズ系統の音は特に音程が無く感じる、もしくは重なりすぎていて分からない)
《微妙(普段意識はしないが聞こえる)》
・人の声、動物の鳴き声など(無理やり音程に当てはめることは出来る)
・ドライヤー・掃除機など電子機器
(モーターなどのウィーン…的な駆動音の高さは分かるが、ゴーっと鳴っている音は分からず)
・スネア・タム・ティンパニ
(単体であればそこそこ。演奏に紛れていれば意識しない事がほとんど)
めちゃくちゃ難しい絶対音感テスト!
ちなみに、すごい方だとHz単位で分かるそうですが、私は1Hzのズレは全く分かりません。3Hz違う音を何度か聴き比べて、やっとどちらが高い音か分かるくらいのレベルです。(多分これはもう相対音感の範囲ですね)10Hzぐらいなら全然許容範囲です。
↓こちらのテストなんて、全く分かりません!分かる人居るんですかね…?
相対音感の方のハイクラスなら、音楽やっている方はそこそこ分かると思いますが…
私の場合、単音には強いですが、コードはすぐには判別出来ません。さらに♯♭が付くと若干精度が落ちます。ピアノの鍵盤で弾いた音なら同時に3〜4音程度は大体わかりますが、いろんな楽器が混ざっている中で聞き取るのは難しいです。
音の構成が変わってしまうと、『今聞こえたのは、ミとソとドだから…えーっと、Cメジャーかな!』ぐらいに、考える時間が掛かります。コードが一発で分かったらもっと便利なのに…!
簡単な聴音のソルフェージュ(その場でピアノ演奏されたものを楽譜に起こす)も少しだけやっていましたが、楽譜を読むのはそこまで得意ではないです…細かい付点などが付くと特に!
絶対音感による弊害
私の場合はそこまで神経質ではないので、身の回りの音が全部音階に聞こえてツライ!とかは無いですし、いわゆる音痴の方の歌を聴いても、そこまで苦痛という事はないです。
作業中にBGMを流しても問題ナシですが、下記のものは違和感があります。
《移調楽器は無理》
音を聞いて頭に浮かぶのがドレミなので、楽譜が「ド」の音になっているのに、実際演奏したら違う高さの音が出ているのは混乱します。もう暗譜するしかないですね。移動ドは無理です!
《弾き語りできない》
絶対音感とは関係ないかもですが、演奏しながら歌えません。
鍵盤で即興の伴奏などを作りながら歌うと、気を抜いたら右手が歌と一緒のメロディーを弾き始めます。こちらに関しては、単にそういうスキルが無いんだと思いますが…
(エレクトーン弾く方はすごいと思います。足でベース・リズムやりながら両手は鍵盤って頭の中どうなってるんだ…!?)
《ドレミの歌》
「ド」はドーナツの「ド」「レ」はレモンの「レ」
いや実際「ド」はドーナツの「ミ」「レ」はレモンの「ファ」じゃん!
と思うのは絶対音感あるあるだと思うんですが、一応歌詞だとは認識しているので、個人的には違和感を感じる事はないです。
ただ、そもそものキーがごっそり移調したらそれはもう大混乱だと思います…
音楽やっている身としては割と便利なので、有効活用できる事がもっとあればいいな〜と日々思いつつ。もしお役に立てそうな事があれば、教えて頂ければ嬉しいです!
自分でも気付かないことがまだまだあるかもしれません。
長い文章になってしまいましたが、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました!